覆輪品種
富貴殿
(フウキデン)
昭和5年登録 大分県産
中型、姫葉、クリーム色の覆輪
満月
(マンゲツ)
大正10年 産地不詳
富貴殿の逆の後晴ぜ。富貴殿より黄色の濃い覆輪
御旗
(ミハタ)
明治35年登録 産地不詳   黄色の大覆輪
都羽二重が覆輪へ変化した御旗と本来品の御旗の2系統が存在、その中でも京都の○○氏の棚から出た御旗が系統が良く柄狂いが少ないとの話
蝉時雨覆輪
(セミシグレフクリン)
未登録品種 宮崎産 クリーム色の覆輪
蝉時雨が覆輪へ変化したもの
品種解説と異なり根先は、殆んど汚れず青根に近い。
オリジナル大株立ちから最初の割り子
龍泉錦覆輪
(リュウゼンニシキフクリン)
未登録品種  宮崎県  黄色の大覆輪
どちらかと言えば後暗みで柄が現れる。母種より黄色が濃くなっている。
翠宝
(スイホウ)
平成8年登録 宮崎産  黄色の大覆輪
天葉は立葉で出たあと姫葉となる。満月と同じ班の出方、青く出たあと黄色の班が現れる。覆輪としては柄の継続性は高い。
海風
(ウミカゼ)
未登録品種・韓国実生 白からクリーム色の覆輪
奄美風蘭の実生縞木よりの覆輪へ変化したもの

泥軸、泥根
黄玉殿
(オウギョクデン)
未登録品種 産地不詳 黄色の大覆輪
天冴えの黄色の大覆輪、夏の暑さに弱く増殖率が悪いと聞く。
昭和末期の書籍に未登録品種とし紹介されているが、未だに未登録。

泥軸で黄根と、ほぼ青根が出るのが特徴
清涼殿
(セイリョウデン)
平成6年登録 産地不詳  黄色の覆輪
あまり大きくない中型木で葉重ねが良いのも特徴、黄色の大覆輪で青軸青根。成長遅いが非常に綺麗で特徴のある木、但し、これは本物と疑う清涼殿もある。
根が細く作が難しい。更に子への紺のりも悪い。なかなか気難しい品種だが大覆輪の綺麗さではピカイチ。
奄美覆輪
(アマミフクリン)
未登録品種 奄美風蘭の実生 黄色の覆輪 
青軸青根の実生縞木から覆輪へ変化

無銘覆輪
(ムメイフクリン)
未登録品種 南九州産  白からクリーム色の大覆輪
山採り縞木より覆輪へ変化
 泥軸、ルビー根、萌え色にクリーム色の大覆輪
桃山香
(トウサンカ)

韓国名/大壮冠
(テヤング)
未登録品種・海王丸の韓国実生 黄色の覆輪
実生縞木より覆輪へ変化したもの
日本国内の呼称『桃山香』。韓国呼称、大壮冠(テヤング
泥軸、泥根
匂威
(ニオイオドシ)
未登録品種 鹿児島県産
大型の白覆輪、泥軸、泥根。 白鯨と同一品種
泥軸泥根
大観
(タイカン)
未登録品種 実生
白覆輪で班の芸は、湖東錦に似ている。泥軸泥根
花観月
(ハナミヅキ)
平成19年登録
花衣が覆輪へ変化したもので覆輪以外は、母種と同じ泥軸泥根

(ヒグマ)
明治30年 三重県産 紺覆輪  泥軸、ルビー根
羆の中でも子への柄の継続性が高く柄落ちの子が出る確率は、1/5〜1/6。
建国殿羆と違い、365日を通じ柄の変化は、殆どない。建国殿羆と異なり『腰班』の現れる現象は、羆の場合、葉裏に霞のような紺の乗り方をするので結果的に『腰班』が残ると推測。